敷地は駅に近い土地区画整理事業地内にあります。整然と区画された均質な街並みですが、緑化率などが設定された地区計画により、街路沿いにオープンスペースが確保された閑静な街並みが形成され始めていました。
駐車スペースと緑地により建物をセットバックさせ、周囲の建物と壁面線を揃えました。また、近隣でよく使われているグレー系を基調とした端正な外観で、街並みに溶け込む配慮をしました。
内部は1階にリビングダイニングと和室、2階に水廻りと各個室を配置しました。
リビングと玄関土間、リビングとダイニングの間は、それぞれ全開放できる扉で区切り、ゆるやかにつながったワンルームとして計画しました。
玄関土間の横にはシューズクロークを設け、リビングと玄関土間の間の扉を閉めていても、玄関からリビングへの出入りが可能な動線を確保しています。
設計:大塚 高史/大塚高史建築設計事務所
敷地面積 | 120.07㎡ |
延床面積 | 1F:58.61㎡ 2F:64.01㎡ 計:122.62㎡ |
構造・工法 | 木造・軸組 |
施行期間 | 6ヶ月 |
限られた敷地でしたが、3人の子どもの個室と茶室を確保したうえで、リビングダイニングは家族でゆっくりくつろげる空間になっています。2階の水廻りが広い設計なので、お風呂、洗濯、身支度が重なってもゆとりがあり、5人家族でくらしていても狭さを感じません。デザインの素敵さに加えて暮らしやすさを兼ね備えているのが大塚先生の設計の魅力だなと感じています。
伊藤社長には木材の調達から職人のコーディネートまでこだわりを持って対応して頂き、大変お世話になりました。また事務スタッフの皆様にもいつも親切に対応して頂き感謝致します。家族一同、新居で快適に生活しています。ありがとうございました。