家業や家系、祖先を大切にし、2世代以上この家を守ってくれることを望み、デザイン性や流行に重きを置くのではなく、何世代もこの家を引き継ぐことのできるような家づくりを目指しました。
施主さんの「永く住み継いでいけるような家」というご希望をかなえるため、間取りは使いやすさを重視し、床の間や天井板の材質まで産地まで見に行きこだわりました。
玄関にはオリジナルの下駄箱。少し宙に上げて奥から光が差し込むようにしました。軽やかな感じを演出しました。
玄関からまっすぐな廊下を進めばリビング。
床は吉野桧を使用。足ざわりが温かく柔らかです。
またしっかりとした和室を希望されており、1階だけでなく、2階の子供部屋も和室となっております。
敷地面積 | 490.65㎡ |
延床面積 | 1F:76.93㎡ 2F:57.77㎡ 計:134.7㎡ |
構造・工法 | 木造・軸組 |
施行期間 | 5ヶ月 |
この家のご夫妻から、住みはじめ1年後の感想をいただきました。
夫:一番気に入っている所は、いろいろ迷った末に決めた床材です。デザイナーさんにも社長にも無垢の木の床材を勧められ、材木店で色々な木のサンプルを見たうえで、自分が一番気に入った桜の床材に決めました。その質感や肌触り、見た目の暖かさなど住んでみて改めてその良さを実感しています。
妻:私が一番こだわっていたのは、坪庭でいいからかわいい庭がほしかったことと、田宮のモデルハウスのように吹き抜けの空間がほしかったこと。その願いをデザイナーさんが、三角の庭と吹き抜けの空間と屋根つきのベランダにして叶えてくれました。毎日洗濯物を干したりたたんだりしながら、かわいい庭を楽しんでいます。庭に気に入っているジャカランダの木を植えてもらって、さらにいい感じになりました。