
STORY
昔ながらの商店街に佇む、完全予約制・一席のみのプライベートヘアサロンの計画です。カット・シェービングに加え、最新設備によるヘッドスパを提供するサロンとして、2つの対照的な空間を巡る特別な体験をデザインしました。
店内は、施術の流れに沿って、手前にカットエリア、奥にスパエリアを配置し、性格の異なる2つの空間を行き来する体験が得られます。
カットエリアは大きな窓から町の気配を感じられる開放性を保ちながら、鏡の配置や適切な高さに設けたすりガラス調の窓により、通りを行き交う人と視線が交わらないよう配慮しました。
外から見えるのはダークトーンでまとめたカットエリアのみですが、その奥に「もう一つの癒しの空間」を秘めていることを、左官仕上げの外壁や柔らかなロゴデザインで表現しています。
現状は天井の高い一室空間として単身者向けに計画しつつ、将来的には個室を設けることで二人暮らしにも対応できる柔軟なプランとしています。

書店として使われていた長屋の店舗をフルリノベーションします。

カットエリアから扉を一枚隔てた先にあるのは、ホワイトを基調としたスパエリア。円形のカーテンに包まれた柔らかな光の空間が広がり、訪れる人をさらなる癒しへと誘います。
※写真はイメージ図です。

夜には大きな窓から店内の灯りが街路へ漏れ出し、通りをやさしく照らします。
この建物が空き店舗の目立ち始めた商店街の「行灯」として、今後、街の人々に安心を与える存在となることを願っています。
※写真はイメージ図です。